伊豆ベロドロームで開催されている「第90回全日本自転車競技選手権大会トラックレース(エリート・パラサイクリング)」は12日、4日目を行った。この日は男女のケイリンが行われ男子は小原佑太(25=ドリームシーカーレーシングチーム)が初優勝を飾った。

 小原は「来年以降の世界選手権やネイションズカップの出場につなげるためにも、日本人の中で一番になることが大事なので」と、日本一を決める大会を制したことの意義を語った。その上で「決勝はいい位置に入れて、後ろがごちゃついたのもある。チームの中では力は下の方」と冷静な分析も怠らなかった。

 また、快挙を支えたものとして、新田祐大(35=DSC)から「ゲキを入れてもらったのが多きかった。自分の中で響いた」と、尊敬する偉大な先輩のエールが力になったと振り返った。