演歌歌手丘みどり(37)が13日、東京・新宿文化センターで「リサイタル15周年+1~演魅vol.3~」を行った。

10月に第1子となる長女出産を発表してから初のコンサート。産休からの復帰ステージのために制作されたという「Rebirth」をはじめ、来年1月26日発売の新曲「雪陽炎」を初披露した。桂由美氏デザインの衣装で歌い上げ「来年1年の勝負曲。切ない曲ですが、結婚して出産して、歌の幅も広がると思いますし、今だからこそ歌える曲です」とアピール。今年1年は漢字一字で「新」と表現し「新しく生まれ変わって“丘みどり第2章”の皮切りにして、年末のステージ(NHK紅白歌合戦)に立てる歌手にもう一度なりたい」と来年の意気込みも語った。

公演前の取材では、母になった思いも明かした。出産について「痛い、痛いとは聞いてましたが、想像の100倍痛かった…。鼻からスイカどころか、人間が出てくるくらい」と振り返った。子育てしながらの活動がスタートしたが、この日の復帰ステージに向けては娘を抱っこしながらのスクワットで体力強化もしながら「娘の前で子守歌代わりに、今回のリサイタルも1回通しました」と笑顔を見せた。

さらに取材陣からの「泣き声などから将来の歌手としての素質はありそうか?」との質問には、間髪入れずに「あります!」と即答し、「声が大きくて、『おんぎゃあ』と泣く声も、こぶしがきいてるみたいです」と“親バカ”ぶりも明かした。

コンサートには、デュエット曲「あなたと、君と」を一緒に歌う三田村邦彦(68)もスペシャルゲストとして出演した。