演歌歌手・丘みどり(37)が13日、東京・新宿区の新宿文化センターで「丘みどり リサイタル15周年+1~演魅vol.3~」と銘打ったリサイタルを開いた。

 昨年の15周年アニバーサリーを記念して開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため延期。今年初めに2021年中に必ず開催することを公式サイト上でファンに宣言し、この日、実現することになった。

 今年5月に一般男性と結婚し、10月4日に第1子となる女児を出産したことを自身のブログで発表。その出産のために半年間、歌手活動を休止し、今回は復帰後初となるリサイタルとなった。

「お休みしている期間にまたステージに戻ってこられるのかという不安がありました」という丘。それでも約1000人のファンの前では笑顔を見せて登場した。

 ステージでは来年1月発売のニューシングル「雪陽炎(ゆきかげろう)」のカップリング曲で、今回のリサイタルのために作った「Rebirth(リバース)」を歌った後、「このステージに帰ってこられたのは、お休みの間も忘れることなくずっとずっと熱く応援してくださっているファンの皆さん、そして、いつも支えてくれるスタッフの皆さん、そして、私の夢を、背中を教えくれる家族、そんな皆さんの協力で私はまたこうしてステージの上に立つことができます」と感謝した。オリジナルヒット作品から「佐渡の夕笛」「鳰の湖」など全21曲を熱唱し、客席を楽しませた。

 出産については「想像の100倍ぐらい大変でした」と語った丘。待望の第1子誕生に「助産師さんから『丘さんの子供だから声が大きいですね』と言われるくらい声が大きくて、歌手の素質? あると思います。親バカです(笑い)」と笑顔を見せた。