NGT48の7tthシングル「ポンコツな君が好きだ」(22日発売)のミュージックビデオ(MV)が14日、ユーチューブ公式チャンネルで公開された。

 今回のMVは、新潟の伝統文化〝花火〟をテーマに、尺玉を打ち上げて撮影した大迫力の映像に仕上がっている。

 2期生の小越春花(おごえ・はるか=17)がグループ史上初の2作連続センターを務める新曲。越後三大花火など新潟県の伝統文化でもある花火大会が、昨今の情勢で中止が相次いでいる状況から着想。打ち上げの機会を逃してしまった花火に思いをはせ、たった1発の花火を打ち上げることをテーマに新潟県小千谷市片貝町の花火師協会のもと撮影は行われた。

 花火玉の直径約30センチ、330メートルの高さまで打ち上がり開花時には直径約320メートルにまで広がる尺玉を6発打ち上げて大迫力の映像を収録。また、花火を見て感動するエキストラの中には、市を挙げて協力している大塚昇一市長も特別出演している。

 今作もNGT48恒例となった本格ドラマ仕立てのMVで、片貝町の学校を舞台に3日間に及ぶ全編ロケ撮影を実施。学校の生徒や校長先生もエキストラ出演する中、実際の制服を着用してメンバー全員が生徒役を演じた。

 その中でも小越のほか、1期生の本間日陽(22)、中井りか(24)は生徒会役員を演じ、キラキラとした学校生活(淡い恋模様も?)と卒業を機に別々の進路を歩き出す寂しさを表現。また、打ち上げ花火が開いた瞬間をモチーフに作られたフォーメーションダンスも見どころだ。

 小越は「メロディーは王道アイドルソングで、歌詞はあえて無難な生き方はしない、自分らしさを大事にしていいんだと思わせてくれる楽曲です! 私の目指すアイドル像がまさにこの楽曲の生き方だったので、センターで歌わせていただけることが本当にうれしいです」と喜びを爆発させ「ずっと見ていたくなる、NGTが好きになるきっかけを作るセンターになりたいです」と決意した。

 中井は「『ポンコツな君が好きだ』と誰しもミスや失敗することはあるこの世界で、自己肯定感のあがる言葉を歌詞に盛り込んだアイドルソングを新潟のきれいな景色や花火とともにたくさんの人に聴いていただけるよう、届けていきます!」とアピールした。