ボートレースとこなめの「ルーキーシリーズ第23戦 スカパー!JLC杯」は14日最終日、12Rで優勝戦が行われた。制したのは2号艇・吉田裕平(25=愛知)で、昨年7月の蒲郡ルーキーS以来、通算3回目のVを飾った。なお、人気を集めた1号艇・前田篤哉(25=愛知)は2着、3号艇・高倉和士(30=福岡)はフライングに散った。

 今節は誰が勝っても当地初優勝だったが、吉田はまさに純地元。「とこなめへの思いは人一倍強い」と公言してきた。過去には何度も悔しい思いをしてきただけに、自身にとっても関係者にとっても待望のVとなった。

 もちろん、来年もここ、とこなめでの活躍を誓っている。2月のGI東海地区選手権の出場はすでに決まっているが、10月のSG「ダービー」も意識している。権利獲得へ、まだ越えるべきハードルは高いが「厳しい目標だけど、ダービーは1走1走が勝負だと磯部(誠)さんがおっしゃっていた。愛知の中でも引っ張ってくれる存在。自分たちがあるのは、岩瀬(裕亮)さんや磯部さんのおかげ。どんなレースでも全力で頑張っていきたい」とさらに高い志を持って臨むつもりでいる。