タレントの渡辺美奈代が１５日、フジテレビ系「ノンストップ！」で、２１年間作り続けてきた息子達へのお弁当作りが１３日にラストを迎えたことに「子供に対する愛だけでここまでこれた」と振り返った。

　渡辺はお弁当を日々ＳＮＳなどにアップ。その彩り鮮やかなお弁当は、ママ読者から絶大な人気を誇り、たびたびネットニュースになるほど。過去のお弁当をさかのぼっても、パンケーキ弁当、バターチキンカレー弁当、つけ麺弁当、そうめん弁当など、意外性のあるお弁当も話題となった。

　長男が幼稚園に入園してから始まった弁当作りだったが、１３日が次男がお弁当を持って登校する最後の日。２１年作り続けた最後の弁当は「最後にふさわしいのはローストビーフかな」と豪華なローストビーフ弁当となった。

　弁当作りのこだわりを聞かれ「好きな物だけに偏らないように、旬の食材を使うように心がけた」とコメント。多く作って冷凍しておくことが多かったというが「私は冷凍食品でも大丈夫だと思うし、時間のない時、忙しい時は湯煎でできる肉団子に野菜だけいれてたれを絡めて。ちょっとの工夫で彩りのあるお弁当になるように心がけた」という。

　２１年作り続けてこられたのは「子供に対する愛だけでここまで来たのかもしれない。でもそれはどこの家庭のお母様方も一緒」と振り返り「子供にしてあげられる事が一つずつ減っていくので、それが寂しい」とも語った。

　最後の弁当を持参した日、次男とは玄関先で「最後だね」と言う言葉だけを交わしたといい、特に感想やお礼などはなかったことから、番組では次男からのメッセージを入手。スタッフが渡辺の前でそれを読み上げたが「幼稚園の頃からお弁当作ってくれてありがとう、以上です」と年頃の男の子らしい超短文。渡辺も思わず「それだけ？」と聞き返したが「でも十分。ありがとうございます」と笑顔を見せていた。

　渡辺は９６年に実業家の男性と結婚。９７年に長男、０３年に次男を出産した。