ツインズとレッドソックスで計20年プレーし、米野球殿堂入り候補に新たに加わったデービッド・オルティス氏(46)と妻・ティファニーさんの夫婦関係が破綻していることが明らかになり、かつての本拠地ボストンで波紋が広がっている。

 ティファニーさんは13日(日本時間14日)に自身のインスタグラムに「過去25年に渡って、デービッドと私は愛とパートナーシップの美しいアドベンチャーを共に歩んできました。共有してきました。私たちはカップルとしてではなく、友人として、そして素晴らしい子供たちの親として、人生という旅の新しいフェーズに入ることを決めました」と投稿。ボストン・グローブ紙など地元メディアでは大きなニュースとして報じた。

 ビッグパピの愛称で親しまれているオルティス氏はボストンのレジェンド。通算541本塁打、2472安打、1768打点をマークしただけでなく、サヨナラ安打をレギュラーシーズンで20本(本塁打11本)、ポストシーズンで3本(本塁打2本)を放つなど勝負強い打撃でレッドソックスの3度の世界一に貢献した。

 2013~16年は試合を締めくくった守護神の上原浩治をダグアウト前で抱き上げるシーンは勝利の儀式として日本でもおなじみだった。

 現役引退から5年経過したオルティス氏は22年が米野球殿堂の有資格1年目。20年のデレク・ジーター氏以来の1年目選出も期待されている。先週、ボストン・スポーツ博物館のイベントに出席した際には「人生には、自分ではコントロール出来ないこともある。私がコントロールできたのは、自分の打席が回ってきた時のバットだけ。私(の現役生活)はうまくいったと思うし、いつかそうなればいい」と語っていた。