プロ野球年間表彰式「NPBアワーズ」が15日に行われ、今季限りで現役を引退した元阪神、ロッテの鳥谷敬氏(40)がセ・リーグ連盟特別表彰の功労賞を贈られた。

 ビデオメッセージで登場した鳥谷氏は「終わってみればあっという間でしたが、一年一年を考えると、すごい長い18年でした」と振り返った。

 現役生活での思い出については「(甲子園の)なかなかない土のグラウンドで、土と会話しながらプレーしたことが一番の思い出です」と16年間プレーした阪神時代の本拠地での守備を挙げた。

 現在は「ゆっくり家族と時間を過ごしてます」と語った鳥谷氏。「18年間いろいろありましたけど、いいときも、悪いときも、たくさんのファンの方々の声援のおかげで続けることができました。今後は野球界に恩返しできるようにやっていきたいと思います」と笑顔を見せた。

 鳥谷氏は通算2099安打、歴代2位の1939試合連続出場を記録するなど、リーグの発展に貢献した功績がたたえられた。