「魔法少女まどか☆マギカ」の鹿目まどか役などで知られる声優の悠木碧が、来年3月末で閉鎖する所属事務所「プロ・フィット」から、来年1月1日付で大手声優事務所の青二プロダクションに移籍することを15日、事務所公式サイトで発表した。

悠木もツイッターで報告。まず「私、悠木碧は2021/1/1より青二プロダクションに移籍することとなりました。13年間お世話になりましたプロフィットを離れるのは寂しいですが、注いで頂いた愛情を胸に、新しい環境でも一層声の表現を磨いていけたらと思っています。これからも変わらず応援して頂ければ幸いです」とツイートした。

ただ、年を間違えたことに気づき、続けて「わあああ!!2022年!2022年1月1日です 何度も読み返したのに大事なところ間違えてる!!失礼しました!」と訂正。ファンからは「固いお知らせの緊張感を緩く和ませてくれるところが大好きです」などのコメントが寄せられ、移籍の告知でも、ほのぼのとしたムードとなった。

この日は悠木ら5人が来年1月に事務所を移籍することの他にも、アニメ「鬼滅の刃」で禰豆子(ねずこ)役を演じる鬼頭明里ら別のプロ・フィット所属の34人は、所属声優の岡本信彦らが立ち上げ代表取締役を務める新事務所「ラクーンドッグ」に移籍することが発表されている。

プロ・フィットは設立18周年を迎えた先月4日、代表取締役の谷村誠氏が同社の公式サイトでプロダクション業務を2022年3月末に閉鎖すると発表。理由として「今後数年間、責任のあるマネジメントを行うには厳しい状況にマネジメント事業部が陥ってしまう事が確実になり、数年とはいえ未来ある声優の時間をプロダクションの都合で奪う事は出来ないと判断致しました」と説明した。