元宝塚歌劇団雪組スターの彩吹真央が16日、大阪市内で、「彩吹真央&京フィル レインボーコンサート in 春秋座」(来年3月12日、京都芸術劇場・春秋座)の会見を行った。彩吹は「劇場という空間で生の音楽のすばらしさをぜひとも、楽しんでいただけたらと思います」と意気込んだ。

同劇場で14年から続く元宝塚歌劇団のスターと京都フィルハーモニー室内合奏団が繰り広げる名物コンサートの第8弾。今回は、彩吹が「OVER the Rainbow」など宝塚ナンバー、ミュージカルナンバーを披露する。

スペシャルゲストとして男性ボーカルグループ「LE VELVETS(ル・ヴェルヴェッツ)」のテノールを担当する佐藤隆紀が出演する。「シュガー」と呼ぶ佐藤とは、これまで何度も共演してきた。「やさしい熊さんです。すべてを受け止めてくれるような温かさがある」。「エリザベート」の「夜のボート」などで初のデュエットを披露する。「オーケストラの演奏でシュガーとデュエットしたいなと思っていた。ワクワクしています」。

10年に退団し、舞台やコンサートなど幅広く活躍している。同劇場での公演は7年ぶり。コロナ禍でエンタメ業界も大きな打撃を受けた。「生きづらい世の中ですが、虹のように希望を捨てずに、明日も元気になれるような舞台を届けたい」。古都・京都で多彩な楽曲を歌い上げる。