大みそかの格闘技イベント「RIZIN.33」(さいたまスーパーアリーナ)で総合格闘技(MMA)デビューするサッカー元日本代表FW三浦知良(横浜FC)の次男・三浦孝太(19)の相手が、元ホストで地下格闘技出身の難敵・YUSHI(33)となったことが発表された。

 17日に都内のホテルでカード発表会見が行われ、孝太は対戦するYUSHIと共に出席。3分3ラウンド(R)のRIZIN MMAチャレンジルールで行われる試合に向けて「今まで積み上げてきた練習やいろんなところでお世話になってきた技術を出せば、魅力的なことを見せられるんじゃないかと思います。しっかりフィニッシュを意識してやりたいと思います。(対戦相手は)かっこいいな、という印象です」と意気込んだ。

 また両親のバックアップについては「格闘技を始めたことに関してはもともと応援してくれていて。ただ(デビュー戦で)いきなりRIZINに出られることに関しては『小さい団体からやって行くのがいい』と話していて。もともと格闘技をやること自体は応援してくれていました」。サッカーボールキックは認められるが「使ってフィニッシュしたら一番盛り上がるだろうなとは思いますけど、そんな簡単な世界ではないと思うので…。イメージはしておきます」と話した。

 対するYUSHIは21歳で全国の腕っぷしホストが集まる地下格闘技大会「宴」に参戦。同年12月には軽量級王者になるなど、8戦7勝1敗の戦績を残す。29歳の時にはボディビルにも挑戦し数々のコンテストで入賞も果たした〝肉体派〟だ。当初はブラジル人選手を相手にしたデビュー戦を予定していたが、新型コロナウイルスのオミクロン株の影響で入国が困難になったために変更になった。

 YUSHIは「今回RIZIN大みそかという大きな舞台に立たせていただくと言うことで幸せに思います。僕らにしか見せられないものがあると思うのでよろしくお願いします。申し訳ないけど孝太君には踏み台になってもらって。スターが今大会不在かと思うので僕がスターになりたいです」とジュニア狩りに意欲を見せた。