藤岡真威人(17)が17日、東京・ユナイテッドシネマ豊洲で行われた、「仮面ライダー」50周年記念映画「仮面ライダー ビヨンド・ジェネレーションズ」(柴崎貴行監督)初日舞台あいさつで、1971年(昭46)に父の藤岡弘、(75)が演じた、仮面ライダー1号こと本郷猛を演じた思いを語った。

藤岡はオファーを受けた当時を振り返り「自分が変身する日が来るなんて、夢にも思わなくて、衝撃を受けて父に報告した。50周年の節目に、父の演じた1号…本郷猛ですし。ファンから『いつか、なって欲しい』と、お声を頂いて。責任感、うれしさ…いろいな感情が浮かんでうれしかった」と語った。その上で「とにかく、自分がダメにしちゃいけないと思って。映画に出演すること自体、初めて。父が演じて完成したものを自分が演じる…お披露目できて、感無量」とも口にした。

柴崎監督は「お父さんというか、本郷猛というキャラがある中で再提示する…慎重に取り扱って、話した。(藤岡には)プレッシャーもあったと思います。僕らの思っている、新しい本郷猛を作ってくれた。もう少し撮っていたいと彼にも言った」と、改めて藤岡を絶賛した。

藤岡は、作品について「家族という1つの大きなテーマも内包され、歴史的な瞬間も収められている。終わったら親子の心の中に残ったら良いなと思います」と力を込めた。