レスリングの全日本選手権(東京スポーツ新聞格技振興財団協賛)2日目(17日、駒沢体育館)、男子グレコローマン130キロ級決勝で、園田新(27=ALSOK)が奥村総太(21=拓大)をテクニカルフォールで下し優勝。大会8連覇を達成した。

 最重量級での長期政権樹立にも「世界で勝たないと評価されない世界。もっと努力してレベルを上げたい」と表情を引き締めた園田。妻で元カヌー選手の由萌さんのアドバイスもあり、ボート漕ぎ練習マシン「ローイングエルゴメーター」を2週間前に購入。全身が鍛えられ、すでに筋肉隆々の園田も「背中の筋肉が発達してきた感じがある」と効果てきめんだという。

 東京五輪出場を逃し、大会は家のテレビで観戦した。同級はキューバのミハイン・ロペス(39)が脅威の大会4連覇を達成。「ロペスになりたいとか、軽々しくは言えない。でも少しでも追いつけるように頑張りたい」。目標のパリ五輪へ再スタートだ。