歌手で女優の真由子(47)がボーカルを務める「東京エキゾチカwith真由子」が、16日に東京・渋谷の伝承ホールで300人を集めてクリスマスライブを開いた。真由子は2018年(平30)に亡くなった俳優津川雅彦さん(享年78)と女優朝丘雪路さん(同82)の長女。

7人の一流ミュージシャンを従えた真由子は「すてきなおじさまたちが演奏してくれる。歌手じゃなくバンドが主役なんです。だから来年は、私が切られて『東京エキゾチカwith幸子』とかになってるかも。最後だと思って聞いてください」と笑って、「ラブレター」「恋の十字路」「テネシーワルツ」「夜間飛行」などアンコールまで全14曲を熱唱した。

朝丘さんの持ち歌の「別れのスナック」を披露した真由子は「やっぱり朝丘雪路の血が騒ぐ。父も音楽は大好きだったけど、うまいというより味のある歌でした(笑い)」。そして、津川さん、朝丘さんとともに1988年にリリースしたアルバム「Do you!(ドウヨウ)」に収録された、津川さんプロデュースで朝丘さんが歌った「オールウェイズ・サンタクロース」を歌った。

3年前、4月に朝丘さん、8月に津川さんが相次いで亡くなった時を振り返った真由子は「これからどうしていこうかと考えた時、やっぱり歌っていくことが親孝行になるんじゃないかと考えました。私はすごいファザコンなんですけど、悲しいのは父が亡くなっても生きて行けてること。父は、いつも子供にとってサンタクロースのように優しい存在でいたいと話していました」と話した。