米歌手で女優のレディー・ガガ(35)が、ファッションブランド「グッチ」を創業したグッチ一族の崩壊を描いた米映画「ハウス・オブ・グッチ」の撮影現場に精神科の看護師を帯同していたことを明かした。

暗殺された3代目社長で創業者の孫マウリツィオ・グッチ氏の妻パトリツィアを演じて高い評価を受けているガガは、米バラエティ誌のインタビューで「(撮影中は)常にパトリツィアでいないといけなかった。安全のため、そうしないといけないと感じた」と自身のメンタルヘルスを心配して看護師を雇ったと語った。役にのめり込みすぎてパトリツィアに取りつかれていたというガガは、「彼女の人生の闇の部分を(自身の)自宅に持ち帰ってしまった」と話し、撮影終盤の数日間はセットで専門家に助けを求めたこともあったという。(ロサンゼルス=千歳香奈子)