青天を衝け:鉄道の“揺れ”はスタッフの人力で 「笑い話のようだけど」演出担当が舞台裏明かす

大河ドラマ「青天を衝け」第40回の一場面 (C)NHK
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大河ドラマ「青天を衝け」第40回の一場面 (C)NHK

 俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(NHK総合、日曜午後8時ほか)のリモート取材会がこのほど行われ、チーフ演出の黒崎博さんと吉沢さんが出席。12月19日放送の第40回「栄一、海を越えて」では、米国を訪れた栄一が、鉄道に乗って移動するシーンが描かれたが、黒崎さんは、劇中の鉄道の“揺れ”はスタッフによる人力だったことを明かした。

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 黒崎さんは、鉄道のシーンについて、「列車がなかなか揺れなくて(笑い)、10人、20人でセットを囲んで揺らしました。笑い話のようだけど、現場のスタッフがみんな頑張ってくれました」と説明。「列車の中だからすごく狭くて、しかも長時間の撮影だったので、役者の皆さんも大変でした」と振り返った。

 続けて「(列車の窓からの風景は)グリーンバックで合成作業も大変だし、スタッフには苦労をかけてしまったのですが、“青天チーム”の一体感みたいなものがちょっと生まれたんじゃないかなと感じておりまして、それがすごく良かったなと思っています」と語った。

 一方、吉沢さんは、「列車を全力でスタッフの皆さんが揺らして、走ってるように見せて、窓の風景は全部グリーンバックだったのですが、その感じが逆に楽しかったです」と振り返った。

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