東スポ餃子がカラオケスナックにも進出した。東京・新宿区歌舞伎町で、新宿区役所の並びにある「スタジオ向日葵」だ。

 プロレス大好きな店主・立花たくやさんが休日に近所のプロレス居酒屋で食べたのが東スポ餃子との最初の出会いだったという。

「『エビスコ酒場』で食べておいしかったんで覚えていました。ニンニク3倍のエネルギーを補充して年末年始を乗り切りましょう」と立花さんは語る。

 スタジオ向日葵は、玉袋筋太郎が会長を務める全日本スナック連盟の会員の店だが、ただのカラオケスナックではない。カラオケに、マスターのエレキギター、ママのサックスの生演奏が重なって、疑似ライブ体験ができる。

 元バンドマンの立花さんの演奏には定評がある。

 常連客は「演歌には三味線、島唄には三線のような音をエフェクターで作ったり、曲によって臨機応変に演奏する店は他にはないでしょう。初めて聞いた曲も、瞬時に生演奏するので、プロミュージシャンも圧倒されていました。バックコーラスも素晴らしいです」と語る。

 店主の人柄を慕って、芸能人、プロレスラー、文化人らの客も多いという。

「ビートたけしさんがいきなり立ち寄ったり、Bro.KORNさんがいらしたりしたこともありました。東スポ餃子という刺激的な新メニュー登場はうれしいです」と別の常連客。

 コロナ禍を助成金、クラウドファンディングを駆使して乗り切った同店のリベンジに東スポ餃子が貢献するかもしれない。