米国の人気ドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」に出演するクリス・ノース氏に対し、複数の女性が性的暴行を受けたと訴えている問題で20日(日本時間21日)、主人公を演じるサラ・ジェシカ・パーカーら3人が、連名で被害女性らを支援することを表明した。米国の複数メディアが報じた。

 ノース氏は同作にミスター・ビッグとして出演していたが、「ザ・ハリウッド・リポーター」誌が16日、2004年から翌年にかけて性的暴行を受けたという女性2人の告発を掲載した。その後も10年に性的被害を受けたという女性からも告発の声が上がり、3人の女性から被害を訴えられていた。ノース氏は代理人を通じて疑惑を否定している。

 この事態に対し主人公キャリーを演じるサラ・ジェシカ・パーカー、ミランダ役のシンシア・ニクソン、シャーロット役クリスティン・デイヴィスが、被害女性たちを支援することをそれぞれのツイッター上で、3人の連名で表明した。

「クリス・ノースに対する告発を知り、私たちは深く悲しんでいます。私たちは、苦しい経験を共有した女性たちを支援します。声を上げることが非常に難しい状況であることは分かっています。私たちは彼女たちを称賛します」
 
 くしくも米国では9日から続編となる「And Just Like That…/セックス・アンド・ザ・シティ新章」の配信(日本は29日から)が始まったばかり、ノース氏は所属事務所を解雇されたとの説もあるが、今後は予断を許さない展開となりそうだ。