フィギュアスケートの全日本女王・紀平梨花(19=トヨタ自動車)が全日本選手権(22~26日、さいたまスーパーアリーナ)の出場可否について、公式練習が行われる22日に判断することとなった。

 紀平は今季初めに負った「右足関節骨軟骨損傷」の故障箇所が完治せず、出場が極めて困難な状況となっている。だが、現時点では出場可否の判断を下しておらず、わずかな可能性に懸けて最終判断を開幕当日まで引き延ばすことを決めた。関係者によると、同日に出場可否の判断を下すといい、昼過ぎに行われる公式練習で氷上に立って故障の具合を確かめる可能性もある。

 今季、紀平はグランプリ(GP)シリーズのスケートカナダ(バンクーバー)、NHK杯(東京)を回避。今大会は北京五輪代表の最終選考会という位置づけで、欠場もしくは途中棄権すると五輪出場の夢はついえる。