映画「タイタニック」(1997年)のラストで凍える海中で愛する人を助ける主人公を演じた米俳優レオナルド・ディカプリオ(47)が、リアルライフでも愛犬を凍り付く湖から救助していたことが明らかになった。

ネットフリックスの新作映画「ドント・ルック・アップ」の宣伝のためアダム・マッケイ監督と共演者らと共に応じたエンターテインメント・ウイークリー誌の取材で、映画の撮影中に自身の愛犬であるハスキー2匹を救助するために凍った湖に飛び込だエピソードが明かされた。

撮影中の面白エピソードについて聞かれたマッケイ監督が、ディカプリオが現場に連れてきていた2頭の犬について「まさにトルネードだった」とやんちゃぶりについて話題にした。すると俳優ジョナ・ヒルが「ジョーカーみたいに、混乱を招いたよね」とすかさず2頭が起こしたトラブルについて触れ、ようやくディカプリオが「簡単にいうと、2匹が凍った湖に落ちたんだ。凍った湖で一体何をしたかったのか分からないけど」とハプニングについて語り始めた。

その後、女優ジェニファー・ローレンスが、「最初に1匹が落ちて、レオが助けるために飛び込んだの。そして捕まえて水中から引き揚げたら、今度はもう1頭も飛び込んじゃったの」と状況を説明。ディカプリオによると、カリフォルニアで暮らす犬たちには凍った湖がどういうものか分からず、1匹が溺れていたもう1匹をなめたりして、最終的にはディカプリオと2匹はみんな一緒に湖に浸かる羽目になってしまったという。ローレンスは「凍った湖から出てきた後どうなったかというと、車の中で裸になっていたわ」と話して場を和ませていた。

ニューヨーク・ポスト紙によると、このハスキー2匹は昨年、ディカプリオと恋人でモデルのカミラ・モローネが保護して家族に迎え入れたもので、2人はもう1匹、別のハスキーも飼っているという。ディカプリオは2019年の年末にもヨットでカリブ海をクルーズ中に船から転落して遭難した男性を救助したことがある。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)