フィギュアスケートの北京五輪代表最終選考会を兼ねる全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)の女子ショートプログラム(SP)が23日に行われ、2016年世界ジュニア女王の本田真凜(20=JAL)は55・73点だった。

 2年ぶりに全日本選手権の舞台に立った本田は、冒頭の3回転サルコー―3回転トーループの連続ジャンプを決めると、3回転ループは2回転となったが、ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)も着氷。演技後には頭を抱えたものの、以前の明るさが戻ってきた。

 晴れやかな表情で報道陣の前に姿を現すと「まずは全日本に出場できたことがうれしいし、楽しんで演技ができた。最初の3回転―3回転を久しぶりに決めることができた」と喜びを口にしながらも「2本目は点数がない状態なのでもったいない」と反省を忘れなかった。

 現在は明治大の学生として勉学にも励んでいる。以前の本紙インタビューで「地域貢献のゼミが始まるので、いろいろ勉強をしているところ」と話していたが「去年は両立が難しかったけど、今年は2年目なので」と笑顔。スケートも勉強も充実の日々を過ごしているようだ。