タレント三宅裕司が23日、東京・新橋演舞場で「三宅裕司70歳記念落語会」を行い、明大落語研究会の後輩である立川志の輔(67)、渡辺正行(65)とともに落語を披露した。

3人は明大時代、今や落研の大名跡となっている「紫紺亭志い朝」の4代目、5代目、6代目として活躍。3人が一堂に会する「志い朝の会」は28年ぶりの開催とあって、会場の新橋演舞場は超満員の盛況となった。

3人は「4」「5」「6」とナンバリングをされたおそろいの白シャツ姿で登場。オープニングトークでは、それぞれの「志い朝」襲名にまつわる爆笑エピソードなどが語られた。

高座では、渡辺、志の輔に続き三宅が登場。「生きているとこんなことがあるんだな。ここからのながめは一生の思い出になる」と感激を語り、「大変ですよ、心境としては。きのうから、自分に『絶対大丈夫』と言い聞かせていた。できれば何も言わずにここにいたい」と笑わせた。落語は「鰻の幇間(うなぎのたいこ)」を披露した。

ステージでは、渡辺が伝説の「コーラ一気飲み」芸でお祝い。最後は3本締めでめでたく幕となった。