米国の人気ドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ」に出演するクリス・ノース氏に対し、3人の女性が性的暴行を受けたと訴えている問題で23日(日本時間24日)、ニューヨーク在住の女性カントリー・シンガーソングライターのリサ・ジェンティーレ氏が現地で会見を行い、ノース氏に性的暴行と脅迫を受けたと告発した。米「ハリウッド・リポーター」誌など複数の海外メディアが報じた。被害を告発した女性はこれで4人となった。 

 ジェンティーレ氏によるとによると、被害を受けたのは2002年だったという。食事の後に自宅まで車で送ってくれたクリス氏が部屋を見たいと言ったため、入室を許したところ強引にキスをされ、胸を触られ、股間に手を伸ばさせるなどの性的暴行を受けたという。ジェンティーレ氏が強硬に拒否すると、クリスは怒って自宅から去ったという。 

 さらに会見では翌日にはクリス氏から「口止め」の電話があり行為を口外した場合は「2度と歌えなくしてやる」「ブラックリストに載せる」などと脅迫を受けたと涙ながらに語った。

 クリス氏はすでに3人の女性から性的暴行を受けたと告発され、20日には「セックス~」で主人公を演じるサラ・ジェシカ・パーカーら3人が、連名で被害者支援を表明していた。クリス氏は所属事務所を解雇され、出演していた他のドラマ「イコライザー」も降板となり、CMも打ち切りとなっていた。4人目の告発者が現れたことで、いよいよ窮地に追い詰められてしまった。