和太鼓演奏集団「DRUM TAO(ドラムタオ)」メンバーの山口泰明容疑者(39)が24日までに、福岡県警に大麻取締法違反の疑いで逮捕されたことが分かった。同日、運営会社が公式サイトで発表した。

同サイトでは「大変残念なお知らせ」として、「この度、弊社アーティストである山口泰明(以下、「山口氏」という。)が、大麻取締法違反により、福岡県警察本部に逮捕されました」と記載。「山口氏の弁護人を通じて状況を確認したところ、大麻の所持を認めているとのことです」とした。

これを受け、同社は山口容疑者を懲戒解雇処分とすることを決定した。また、山口容疑者の休演については当初「体調不良によるもの」と発表したというが、「これは、結果的に皆様を欺くことになってしまいましたが、逮捕されたとの第一報だけでは詳しい事実関係も明確ではなく、弊社としての対応を決めることが出来ないため、やむを得ず一旦体調不良と発表させて頂きました。繰り返しになりますが、このような事態が発生しましたこと、誠に申し訳ありませんでした」と説明した。

そして「このような事態が発生致しましたことは、弊社のコンプライアンス体制が不十分であったと言わざる得ず、ファンの皆様、お取引先の皆様、他多数の皆様に多大なご迷惑ご心配をお掛け致しますことを、心よりお詫び致します」とつづった。

同集団は90年代前半から活動を始め、大分県を拠点に国内だけでなく米国、欧州、オーストラリア、ドイツ、アジアなど世界各地で公演し、和太鼓などを使った演奏やパフォーマンスで人気に。18年には「NHK紅白歌合戦」に出演し演奏を披露した。公式サイトには「世界観客動員数800万人超」と記されている。