落語家の林家三平(51)が26日、5年半レギュラーを務めた日本テレビ系演芸番組「笑点」(日曜午後5時30分)を卒業した。

番組のエンディングで、三平は、出演者、スタッフ、視聴者への感謝の思いを述べ「この三平、これから武者修行に出かけて、立派な体になって、戻ってきます。そうなりたいと思っています。今後ともどうぞ、よろしくお願いします。それでは行って参ります!」と力強く宣言した。

最後の大喜利のお題は「三平さんに贈る言葉」だった。他のメンバーが答えたのち、三平自ら「先輩方、この5年半、楽しかったでした。ありがとうございました」と感謝。「父親じゃないですけど、どうもすいません、じゃなくて、どうもありがとう!」と額にこぶしを当てる先代の持ちネタをもじって笑わせた。 三平が今まで一度もできなかった「座布団10枚達成」は、リーチの9枚までいくも、最後まで成功とはならなかった。しかし、司会の春風亭昇太が他メンバーの座布団回収を指令。「10枚達成はなりませんでしたけど、最後の大喜利は三平さんが座布団一番多かったということで」と説明し、一番高いところに座る三平の笑顔が映し出された。

昇太からは「ここにいるメンバーは高齢な人が多いので、いつピンチヒッターになるかもしれません。その時はよろしくお願いします」と冗談めかしてリクエストされていた。

三平はこの日午前、都内で、フィットネスクラブを運営するRIZAP(ライザップ)によるボディーメーク後の姿を初披露するイベントに出席。5年半務めた「笑点」を「体力勝負です。先輩を立てて、自分も頑張らないといけない。ワンチームでがんばる、ワンチームの中でいかにとけ込むか。良い経験をさせていただきました」と振り返っていた。この日の放送については「この5年半で一番面白いと思います」と自信を見せていた。

今後について問われると「いったん修行に出ます。修行して簡単には戻れない。戻れる体になったら(「笑点」に)戻していただきたい」と願っていた。

三平は、春風亭昇太が桂歌丸さんに代わって司会になったことに伴い、番組50周年にあたる16年5月29日の放送から「笑点」に出演。今月19日の番組内で卒業を明かした。