ボートレース福岡のGⅢ「クイーンズクライマックスシリーズ」が26日、開幕した。

 初日ピンピンと絶好の滑り出しとなったのが平田さやか(37=東京)。3コース進入の前半4Rは、中ヘコミのスリット隊形からまくり一閃。いったんは藤崎小百合に差し込まれたが、2Mを見事にさばくと、ホームで再逆転して勝負あり。後半9Rのイン戦も五分のSを決めて危なげなく逃げ切った。

「ペラは特殊な形だったので前操者のまま。前検からはギアケースを扱いました。後半は乗りづらかったけど、満潮の時間と重なったのもあるかな。そうだと思いたい(笑い)。1Mはうねりがあったけど、回り足に力強さがあってターン後も出ていく感じ。機勝率(27%)以上に動いています」と分析する。

 クイーンズCのシリーズ戦は2年前の徳山でキャリア初Vを飾っている。「実は私、シリーズはこっそり皆勤なんですよ(笑い)。去年(浜名湖)は最終日に転覆して最悪だったけど。相性は悪くないのかな」と笑顔で振り返った。

 福岡は9月のオールレディースに出走。機力不足もあって予選落ちに終わった。「この前はリズム含めて良くなかったですね。前回よりは動いていると思うので、今回でいいイメージを持ちたい。初日は枠が良かったのもあるので、外枠から着が取れたら本物です」と気合を入れた。

 2日目は4、5号艇とアウト2走。「後半は勘と合っていた」というSを決められれば、十分にチャンスがありそうだ。