俳優の伊藤健太郎(24)が、来年6月公開の映画「冬薔薇(ふゆそうび)」で主演を務めるという。

 伊藤は、昨年10月に自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で逮捕。結局、被害者との示談が成立して不起訴処分になったが、売れっ子若手俳優の一報は世間に衝撃を与えた。

「ドラマやCMなどが飛んでしまい、損害賠償請求額は約7億9000万円にも上ったようです」とは代理店関係者。

 伊藤は6月にファンクラブを設立し、10月には主演舞台も行われた。巨額“借金”のことを考えると楽観視はできないが、じわじわと活動の幅を広げつつある。

 大物映画人X氏も伊藤をバックアップしている。映画関係者の話。

「Xさんは数々の映画を手掛けているばかりか、中にはクレジットされていなくても出資している作品は少なくありません。吉永小百合と昵懇なのが有名で、現場にも足を運ぶほどです。伊藤はそんなXさんに高く評価されているんです。今回の作品もXさんのバックアップとなっています」(映画関係者)

 伊藤としても心強いに違いない。そんなX氏は昨年9月大麻取締法違反で逮捕され、有罪判決を受けた伊勢谷友介(45)の“スポンサー”としても知られる。

「伊勢谷の俳優復帰作もXさん絡みの作品になると言われています。時期は執行猶予明けくらいでしょうか」(同)

 伊藤と伊勢谷の“共演”も期待できそうだ。