卓球ニッポンが、意外な舞台で〝貢献〟していた。

 東京五輪の混合ダブルスで水谷隼(32)、伊藤美誠組(21=スターツ)が日本卓球史上初の金メダルを獲得。また、伊藤は女子シングルス(銅)、団体(銀)でも表彰台に立ち、優勝を逃した悔しさをあらわにしつつ、充実の表情で大会を終えた。

 そんな中、中国メディア「騰訊」はネット上で多く検索された卓球に関するニュースをランキング形式で紹介。今回は〝トップ10〟が取り上げられ、日本勢の話題が上位に入り込んだ。

 現地で最も注目を集めているのは、やはり伊藤だった。関心を集めたニュース第5位は「(中国が)東京五輪混合ダブルスで金メダルを逃したこと」

 同メディアは「中国代表は男女シングルス、団体4種目で金メダルを獲得することができたが、混合ダブルスだけできなかった。後悔は取り返しがつかないものだ。許昕、劉詩雯組は水谷、伊藤組に負けたことがなかったが、日本ペアはホーム開催でさらに強くなった」と指摘した。

 さらに、第3位にも伊藤が〝ランクイン〟。「孫穎莎は東京五輪で伊藤美誠に連勝した」ことが、注目を集めたようで「今年、全国で最も人気のある女子卓球選手は誰か? それは孫穎莎だ。彼女は東京五輪シングルスで優勝したわけではないが、シングルス、団体で伊藤を破った。そして何度も検索された」(同メディア)。中国では〝日本キラー〟として英雄扱いされているという。

〝卓球王国〟も日本を無視できなくなっているということか。