代表曲「め組の人」を今年の紅白バージョンで披露する鈴木雅之(65)は「2年連続で出場。本当にありがたく思ってますし、今年はツアーもできて“オールタイムロックンロール”をテーマにしてきた。その締めくくりに出させていただいてうれしい」と話した。

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今回のステージでは、「ラッツ&スター」のメンバーで、大腸がんの闘病生活から徐々に活動を再開している桑野信義と佐藤善雄も参加する。この日の音合わせでも、桑野は元気な姿を見せて、トランペットを吹いた。

鈴木は桑野の様子について「喜んでますよ」と伝えつつ「大病して、ずっとリハビリをしていて、(鈴木の)ツアーのファイナルで復帰することができた。20代でデビューして、60代になってこうして紅白に出場するにあたって、彼と同じような境遇の人もいると思う。彼の活躍がその希望になってくれたらうれしい」と感慨深げに話し「(桑野は)ラッパも吹くけど、ホラも吹く」と笑わせた。

昨年デビュー40周年で、今年は「40周年+1」として全国を回り続けた。「漢字1字で表すなら『伝』。音楽を伝える、愛を伝える、優しさや苦しみ、悲しさを乗り越えるパワーを伝える。音楽は心のワクチンです」。来年に向けて「みんなに大声を出して欲しい! オーディエンスがいて、コール&レスポンスがあってようやく成り立ちます。大声を出して、1人1人とハグができるような年になったらうれしいです」と願いをこめた。