大みそかの「第72回NHK紅白歌合戦」のリハーサル2日目(29日、東京・千代田区の東京国際フォーラム)、鈴木雅之(65)が登場した。

 鈴木は「め組のひと 2021 紅白ver.」を歌唱する。同曲は動画投稿アプリ「Tik Tok」でバズったことでも知られる。

 鈴木は「Tik Tokで、いろいろ若い世代の方にも支持されたり。今回の紅白のテーマはカラフルで、色彩とか華やかなイメージがある。それに、この〝め〟が添えられたら」とポーズを決めた。

 紅白のステージには、2月と5月に2度の大腸がんの手術を受けた「ラッツ&スター」の桑野信義(64)、佐藤善雄(65)と共にパフォーマンスを行う。

 本番へ向けて「桑野信義は大病をしまして、ずっとここのところリハビリをしていて。ツアーファイナルで復帰できた。我々20代でデビューして、60代で紅白に出場するにあたり、同じ境遇で苦しんでいる人に彼の活躍が希望になってくれたらうれしい。我々3人が集まることで、トライアングルのようなパワーになれば」と意気込んだ。

 さらに、桑野については「けっこうラッパも吹くけど、ホラも吹く」とジョークで笑わせた。

 今回で、紅白出場は4回目。「2年連続で今回出場でき、本当にありがたく思っている。コロナ禍の中、思うように活動できなかった。今年は春から全国ツアーを行うことができ、1年を通してオールタイムロックンロールな年になった」と、この1年を振り返った。