地下アイドル「仮面女子」の水野ふえ(26=スチームガールズ)が28日、東京・秋葉原の仮面女子カフェで卒業ライブを行った。

 派生ユニット「チェリーブロッサム」として登場しプチ卒業式を終了。仮面女子のステージはデビュー曲「Wohhhh!!!!☆」で始まり、スチームガールズの「destiny」で締めくくった。

 卒業証書を受け取り、仮面の儀を終えた水野は「今の気持ちは生誕祭がおわったような感じ。でもライブ中は「もうライブができなくなるのか』『みんなとお別れなんだ』と泣きっぱなしでした」と振り返った。女優の道を選んだことに「アイドルは卒業しますが、女優としてどこかに現れると思うので、別の現場とかで会えたらうれしい」と話した。憧れは戸田恵梨香。「戸田さんはドラマにずっと出ていらっしゃる。そういう国民的女優になれたらいいな。そうなるには大変だと思うけど、みんなの期待に応えられるよう頑張ります」と意気込んだ。

 水野は2018年4月に研究生としてデビュー。同年8月に候補生、12月に仮面女子加入とスピード昇格が話題になった。この日のあいさつでは、仮面女子スチームガールズの初ステージが〝黒歴史〟だったと打ち明けた。「ほんとうに踊れなさすぎてボロボロ。終わってから優しく声をかけてもらえた。その節はご迷惑をおかけしました。でもセンターの後ろに立てるようになりました」と周囲のフォローに感謝した。猪狩ともかは「そんなふえちゃんがスチガでも仮面女子でも欠かせない存在になったから、すごい成長だと思います」とたたえた。

 4年弱のアイドル生活では「遠征や大きな会場でのライブなど普通の生活ではできない経験ができた。メンバーやファン方に出会えたのも財産」と振り返り、最後は「たくさん応援してくださってありがとうございました。これからは女優として活動していくので見守っていただきたいです。アイドル生活、みなさんのおかげで楽しめました」と感謝の言葉で締めくくった。