大みそかの「第72回NHK紅白歌合戦」(午後7時30分)のリハーサル2日目が29日、東京国際フォーラムなどで行われた。デビュー15周年で初出場となったKAT-TUNと、昨年はメンバーのコロナ感染で出場辞退しリベンジ初出場となったSnow Manは、ともに紅白への思いを吐露した。

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KAT-TUNの中丸雄一(38)は「個人的にはご縁がない番組だと思っていたというか…。本当に出たかったんですよ! ドッキリじゃないですよね? 出たくて出たくてたまらない番組だったんですけど、まあもう無理かな、って正直思っていたんです」と早口で説明した。国際フォーラムは02年に初の単独ライブを開催した思い出の会場。「いろんな点がつながって、不思議な感じがして。すごく楽しみにしています」と笑顔を見せた。

本番ではデビュー曲「Real Face #2」を歌う。亀梨和也(35)は、ジャニーズJr.時代から顔なじみのカメラマンから「待ってたぞ!」と言われたという。舌打ちをするシーンが印象的な楽曲。「わざわざ『舌打ち、あそこのカメラだからね』って教えてくれて。しっかり舌打ち決めます」と宣言した。

06年に6人組でデビュー。メンバー脱退や活動休止を経て、3人で15周年を迎えた。今年1年を漢字1文字で「喜」と振り返った中丸は「今までメンバー変遷とかいろいろあったりして、お祭り的な周年を経験できなくて、もやもやをどこかで抱えていた」と打ち明け、「今年はファンの皆さんと会える機会もありました。その上で紅白も決まったので、まさにそんな年になりました」と感謝した。

「続」と表現した上田竜也(38)は「『継続は力なり』って本当だな、って思いました」としみじみ。デビュー15周年を“国民的お祭り”で締めくくる。【横山慧】