ノア4日の東京・後楽園ホール大会でマサ北宮(33)が中嶋勝彦(33)の持つGHCヘビー級王座挑戦を表明した。
 
 10人タッグ戦で丸藤正道、稲村愛輝、原田大輔、大原はじめと組み、無頼派集団「金剛」(中嶋、拳王、征矢学、タダスケ、亜烈破)と対戦した北宮は、中嶋と火花を散らし、壮絶なエルボー合戦を展開した。

 だが、強烈なミドルキックを浴びてダウンすると、その後も中嶋、拳王と2人がかりで前後から蹴りの応酬を食らう。それでもこれを耐え切り、ダイビングセントーンで中嶋を追い込む。最後はサイトースープレックスで王者を沈めた。

 試合後は迷うことなく「文句は言わせねえぜ。ネクストチャレンジャーは俺だ!」と金剛時代のパートナーでもありながら、昨年は激しい抗争を繰り広げた中嶋に宣戦布告。「チャンスはどこにでも転がっているんだよ。あとはタイトルマッチが決まったらそこに一直線だ」と目をぎらつかせた。

 さらに、武藤敬司と丸藤が持つGHCタッグベルトにも挑戦者が現れた。この試合で丸藤をボコボコにした征矢が「次、俺と拳王で挑戦する。何が天才だ。ふざけんじゃねえぞ」と絶叫。王座戦線が新たな局面に突入した。