新日本プロレス5日の東京ドーム大会で、IWGPジュニアタッグ王者のロビー・イーグルス、タイガーマスク組が石森太二(38)、エル・ファンタズモ(35)組、田口隆祐(42)、ロッキー・ロメロ(39)組との3WAY戦を制し初防衛に成功した。

 目まぐるしく攻守が入れ替わる3つどもえの攻防は、悪事の露見で大きく流れが変わった。トラースキックが異様な威力を誇り「疑惑の右足」とささやかれたファンタズモを、イーグルス組と田口組が協力して捕獲。シューズを脱がせると、なんと鉛らしきものが出てきたため、石森&ファンタズモは反則失格となった。

 2チームで仕切り直しとなると、イーグルスがロッキーに狙いを定めて一気の猛攻。最後はロン・ミラー・スペシャル(裏足4の字固め)でギブアップを奪いベルトを守り抜いた。

 コメントブースにファンタズモのシューズから発見された鉛を持ってきたイーグルスは「証拠を持って戻ってきたよ。これがブーツの中身だ。今日暴かれたので、これ以降心配する必要はない」と一件落着を主張。ファンタズモから要求された再戦に「田口&ロッキー、石森&ファンタズモ、どちらでもいい。もしかしたらアイツら2人にやり返さないといけないかもしれないけど、まずは休憩だ」と前向きな姿勢をのぞかせつつ勝ち誇っていた。