元アイドリング!!!の女優倉田瑠夏(25)が、19日から東京・渋谷の伝承ホールで上演される舞台「舞姫~ディーヴァ~」(23日まで)の主役・柊舞(ひいらぎ・まい)に抜てきされた。大規模キャバクラグループの令嬢だった女子高生の舞だが、IT企業に買収され父が突然死ぬ。父の無念を晴らすためキャバ嬢となり復讐(ふくしゅう)を目指す。製作総指揮で「女帝」「嬢王」「夜王」など水商売劇画の第一人者の漫画原作者・倉科遼氏(71)から直々に指名された。

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現在25歳、8月に26歳になる。

「25歳っていうのは、どっちつかず。悪い意味で言うとどっちつかずになるんですけど、いい意味でとらえるとどっちもできる。19歳の役もできるし、30歳の役もできるという時期。だからどっちもやって、いろいろな自分の振り幅を見てみたい。どれが本当に好きなのか、どれが自分に合っているのかを探している最中です。まあ、いろいろできて楽しいなっていう時期ではあります」

13歳でアイドルグループ、アイドリング!!!のメンバーとしてデビュー。

「歌は元々、すごく苦手だったんですけど、ずっと歌っていたので好きになりました。歌って踊るミュージカルには出たことないんですけど、挑戦したい気持ちはあります。難しそうですけどね」

オフの日にも、舞台に向けてトレーニングは欠かさない。

「フィールサイクルっていう、新しいフィットネスをしています。暗闇の中で自転車を、もう永遠にこきまくるみたいな感じです。専用のジムで汗を流しています。あとは、もうほんとに女子って感じなんですけど、カフェ巡りとかはすごい好きです。お酒はあんまり飲まなくて、お仕事の打ち上げとかくらいで、プライベートは全然飲みません。カフェ巡りは、お茶飲んでケーキとか。そう朝活ですね、早起きして。やっぱり長く一緒にいたので、アイドリング!!!のメンバーと仲がいいんです。集まって、モーニングとかランチとかして、カフェ。本当にOLみたいな感じですね」

ダンス、アイドル、舞台…試行錯誤しながら、自分のフィールドを広げてきた。

「今は、映像の方に挑戦したいと思っています。今まで、ずっと“舞台、大好き”っていう感じで生きて来たんで。映像の方は、全然やったことないんです。うん、だから挑戦して行きたいなと思っています。カメラの前で演じることを、ほぼやったことないのでドラマや映画に出てみたいです」

20代後半に差しかかる、今だから演じられる役柄を考えている。

「恋愛するのがすごい苦手なので、その部分をやってみたいなと思っています。恋愛こじらしてる系女子とか。なんか自分じゃ、あり得ないみたいなことも、お芝居なら経験できるんで。そういうのはちょっと興味がありますね。結婚は子供が好きなんで、いつかはしたいなって思うんですけど、東京にいるとちょっと遅くなりそうですよね」(続く)

◆倉田瑠夏(くらた・るか)1996年(平8)8月4日、大阪府生まれ。5歳からダンスを始め、09年に「a-nation」のアクトダンサーに合格、TRFのバックダンサーを務める。10年にアイドルグループ「アイドリング!!!」に加入。11年に舞台「STRANGER THAN PARADISE」で女優デビュー。15年のアイドリング!!!全メンバー卒業後は舞台を中心に活動。保育士、幼稚園教諭、ベビーシッターの資格を持つ。趣味は海外ドラマ鑑賞、アクセサリー集め、スノーボード。160センチ。血液型O。