女性お笑いコンビ「エルフ」のギャル芸人・荒川(25)が6日、大阪市の朝日生命ホールで行われた「R―1グランプリ2022」1回戦に登場した。

 荒川はトレードマークのギャルネタを披露。残り15秒の警告音に「怖~い」とビビり、制限時間2分内にネタを収めたものの、終了の爆発音を鳴らされて「ぎゃー」と悲鳴を上げるなど、にぎやかな初戦となったが「やりたいことはできました。今年は決勝に出れるように頑張りたい」と意気込んだ。

 昨年は、元日放送の日本テレビ系特番「ぐるナイ『おもしろ荘』お笑い第7世代NEXTスター発掘スペシャル」出演をきっかけにブレーク。「ももいろクローバーZ」佐々木彩夏主催のライブイベントに呼ばれ、日本武道館で漫才をするなど飛躍の1年となった。

「最高の1年でした。人生最高」と振り返りながら、「もっと賞レースを意識し始めました。応援してくれるギャルの方も増えて、そういう人たちにテレビで『ありがとう』と言いたいから、賞レースで頑張りたい」と芸人としての自覚も高まっている。

 ギャル系雑誌「egg」やファッション誌「ViVi」「VoCE」に登場し、メークの楽しさに目覚めたことで「ギャルへの思いが止まらないっすね」とさらなるギャル化にも余念がない。

 一方で、悲しい出来事もあったという。

「好きな人できたんですけどフラれたんですよ。つら~い」

 それでも、そこは明るく楽しくがモットーのギャルだけに「マジメな人が好きなんです。ローン通る人が好きなんですよ。私、通らないので。ちゃんと就職してる人を見つけます!」と吹っ切れている。

 収入面でも、ウーバーイーツのアルバイトから卒業できるようになり、「お笑い(に専念できる)できるのがうれしい」とニッコリ。今年の目標を「109(イチマルキュー)倍」と、キラッキラのネイルを見せつけながら宣言した。