女優の川上なな実の写真展「すべて光」が東京・渋谷ヒカリエとBARダイトカイの2会場で開催されている(16日まで)。

 2012年にセクシー女優デビューした川上は既に今年2月末に〝川上奈々美〟からの卒業を表明済み。同写真展は「第2のステージ応援プロジェクト」のひとつとして行われ、3月からは俳優業に専念する。

 川上は「人生で始めて言うけど、感無量。すべての経験ありがとうって感じです」と笑顔を見せ、ギャラリーに飾られた写真について「喜怒哀楽を見せてやろうって確信を持って撮れた。見ていて苦しい写真もあるけど、それも作品であり、綺麗なもの、すべて光なんだよって伝えられたら」と熱く語った。

 2年間川上を撮り続けたカメラマンは写真家の熊谷直子氏。川上とは旧知の仲だったが、2年前偶然再会したことで運命が回り始めたという。

「奥渋谷の商店街で久しぶりに会ったら、私もくまこさん(=熊谷氏)も前と違うオーラになってて、『写真撮ろう』ってその場でハイタッチしたんです。そこから(撮り始めるまで)は早かったですね」

 会場では写真集に加えて12日に発売される自伝的小説「決めたのは全部、私だった」を先行発売中。「書くのがもっとも苦労したんです」と渋い表情も見せたが、最後は「人間のエネルギーというエネルギーを詰め込んだ写真展だと思うので、そういうものを感じていただけたら」といつもの〝みぃななスマイル〟で来場を呼びかけた。