すゑひろがりず南條、驚きで鼓をたたき忘れ 狂言漫才コンビが上方漫才協会大賞受賞

 2021年に活躍した若手芸人に贈られる「第7回上方漫才協会大賞」が10日、大阪・なんばグランド花月で開催され、狂言を取り入れた漫才コンビ・すゑひろがりずが大賞を獲得した。53組から最終ノミネートされたニッポンの社長、ニューヨーク、オズワルド、空気階段ら8組による争いを制した。

 19年M-1決勝進出で独自の世界観が全国区になり活躍している2人は受賞の瞬間、感激。南條庄助(39)は驚きのあまり、鼓をたたくのを忘れ、司会のアインシュタイン・河井ゆずる(41)から「本当に肝心なときには鼓が鳴らない」とつっこまれ、あわてて鳴らした。トロフィーを持ち「やりました」とアピールすると、目元をぬぐった。

 相方・三島達矢(39)は「並ばしてもらってるメンバーでは(自分たちが)先輩。みんな5年ぐらい下で、きょうなければないんだろうなという感じがしてたので…うれしい」と喜びを明かした。

 南條は「こういうスタイルは特に大阪では評価されない。センターマイク1本でのしゃべくりが評価される。心の中で絶対(受賞は)ないと思っていた。本当にうれしいです」とシンプルな言葉で続き、笑いを誘った。

 上方漫才協会の中田カウス会長(72)は「漫才の神様が見てるんですね」と祝福し、「古い形を新しく見せるステキなコンビ」と称賛した。

 新人賞はドーナツ・ピーナツ、特別賞はプラス・マイナスが受賞。よしもと漫才劇場のオシャレ芸人1位はセンリーズ・きたしろ、ダサい芸人1位は3年連続でエンペラー・安井祐弥に決まった。

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