新潟を拠点とするアイドルグループ・NGT48のキャプテンの角ゆりあ(21)が10日、新潟市内で行われた「NGT48劇場6周年記念公演」で、グループからの卒業を発表した。

 グループの公式サイトで、角はコメントを寄せ「私、角ゆりあはNGT48を卒業します」と改めて報告。「卒業のことはずっと考えていて、今日発表する時もどうお話ししようかすごく悩んでいたんですけど、全てお話しするには長くなり過ぎてまとまらなくて、なので、ちゃんとしたお話しは、配信だったり、SNSでお伝え出来たらと思っています。端的に言いますと、自分としてはアイドルはやり切ったと思えたからです」と心境を寄せた。

 最終活動日は3月末を予定。角は「まだ2か月半も時間がありますので、私自身アイドルとして全力で楽しみたいですし、皆さんの目にも焼き付けていただければと思います。変わらずNGT48を愛し続けてくださると嬉しいです。これからもよろしくお願いします」とつづった。

 また、公演後には自身のツイッターで卒業を決断するまでの経緯を説明。キャプテンを打診された約2年前には卒業を決めていたというが、「キャプテンというのを引き受けるだけでもいろんなプレッシャーだったり背負うものがあるけど、その時のグループはそれだけじゃなくて背負うものが大きかったなって。それを誰かがやらなきゃいけない。なら私がやろう。そう思い引き受けさせて頂きました。今までは話せなかった事だったんですけど、一番の理由はこれです」と、キャプテンを受けた理由を明かした。

 昨年10月30日に2018年4月以来、約3年半ぶりに新潟・朱鷺メッセで単独コンサートを開催。ステージに上がった際に「あ、もう私がアイドルとしてやり残したことはないな。大丈夫。このポジションを空け渡そうと心の底から思いました」という。

 後任キャプテンにドラフト3期生の藤崎未夢(21)を指名。理由について「私の中で色んなパターンを考えてこの子しかいないと思いました。何よりNGT48愛が強いところが一番の決め手です」と説明。「みゆがキャプテンでのNGTがまたどうなるのか楽しみな気持ちと引っ張っていかなきゃという重責を背負わせてしまう申し訳さなと半分半分ですが、自分だけで抱え込まずメンバーにたくさん相談をしてください。キャプテンという肩書きがあってもNGTを作るのはメンバー全員です。だから全てを決めようとせず、全てを自分でやろうとせず周りにたくさん頼ってもらえたらと思います。みゆらしいやり方で頑張ってね」とメッセージを送った。

 また、3月末に活動を終了し「卒業と同時に芸能界からも引退させて頂きます」と芸能界引退を明言した。