女優・鳳恵弥(41)、松本梨香(53)らが12日、都内で舞台「ナビゲーション」(サンモールスタジオ、13~16日)の公開ゲネプロに参加した。

 車で知人の遺体を極秘で運ぶことになった建設会社で働く主人公(鳳)と、当たり屋らしき女性(松本)の珍道中などについて描かれている。

 松本との共演について、鳳は「私にとって憧れの女優さんで、稽古場でも緊張しっぱなしだった。懐の深い方で、情もあって、相談にのってくださって、いい言葉をかけてくださる」と語った。

 前日の夜には、飼っていたセキセイインコが亡くなる悲しい出来事があったという。「(稽古から帰ってきた)私のことを待っていたかのように、私の手の中で亡くなって。(松本が)『その子が私のことを家族と思っていてくれたんだよ』って言ってくれたのがうれしくて。そういうこともあって、舞台上の生のキャッチボールが、臨場感のあるものになっているのかなと思う」と話した。

 そんな鳳について、松本は「本当にマジメで、真摯に舞台に向き合う気持ちが純粋にすごくある人」と指摘。舞台については「言葉のかけ合いのお芝居ができて、やっていて楽しい。毎日違って、同じものが一回もない。間がちょっとずつ違う」と語った。

 舞台は、サンモールスタジオなどの3劇場が立ち上げた「劇場都市TOKYO 演劇祭」(3月31日まで)のオープニング作品として上演される。