ミュージカル「マイ・フェア・レディ」大阪公演が12日、梅田芸術劇場で開幕(14日まで)し、宝塚歌劇団の元宙組トップ朝夏(あさか)まなとが、古巣のご当地・関西でセンターに立った。

同公演は昨年11月に東京・帝国劇場でスタートし、埼玉、岩手、北海道、山形、静岡、愛知を回り8カ所目が大阪公演。ロンドンの下町に住む娘イライザが、ヒギンズ教授の指導で貴婦人へと変わっていく様を描き、朝夏は2度目のイライザにふんしている。

ここ数年、演劇界を苦しませてきた新型コロナウイルスの感染拡大は収まらず、オミクロン株により新たな試練の最中にある。その中での上演を遂げ、朝夏は「まだまだ不安定な時期」「皆様とこの時間を共有できて幸せです」などと、カーテンコールでは客席へ感謝の思いを伝えた。

大阪公演後は、19~28日に福岡・博多座で上演を予定している。