なでしこジャパンで主将を務めるDF熊谷紗希(31=バイエルン・ミュンヘン)が、新たなリーダー像の確立に意欲を見せた。

 チームはインドで開催されるアジアカップへ向けて国内合宿を行っている。13日にオンラインで取材に応じた熊谷は、新体制で迎える初の国際大会を見据えて自らが理想とするリーダー像を力説。「プレーで引っ張る、声で引っ張る、いろんな引っ張り方があるが、引っ張るより前に自分のプレーに集中する。責任あるプレーが、引っ張ることにつながる。集中する中で、チームを引っ張れればいいと思う」とイレブンに〝背中で見せる〟リーダーシップを実践していく覚悟だ。

 自らの特徴を前面に出して「安定したビルドアップと球際の強さ、ボール奪取できるのが自分のいい点」と分析。世界屈指の強豪で活躍する姿を若い選手を中心に模範として示していくつもりだ。

 なでしこジャパンの頼もしい主将がチームをまとめ上げ、大会3連覇とW杯出場権を目指す。