好調の要因は? 大相撲初場所6日目(14日、東京・両国国技館)、幕内阿炎(27=錣山)が幕内志摩ノ海(32=木瀬)を上手投げで下し、無傷の6連勝とした。

 両手で突き押すも相手が下がらず、引いて呼び込んでしまう。それでも土俵際で回り込み、上手をつかんで退けた。「思ったより手が回転しなかった」と話すように攻めきれなかったが「流れで体も動いていたので」と冷静に降り返った。

 取組前にイメージしていた展開にならなくても「(体が)動いている」と自信を見せる。先場所(12勝3敗)に続いて好調を維持しているが、その要因については「夜早く寝ること。9時半には電気を消すようにしている」と自己分析。午前6時の起床まで睡眠時間をしっかり確保できているようだ。

 この日は横綱照ノ富士(30=伊勢ヶ浜)が敗れ、全勝は阿炎と関脇御嶽海(29=出羽海)の2人になった。それでも本人は「特に勝敗は意識していないので」と淡々。後半戦を前に賜杯レースが面白くなってきた。