元日本代表GK川口能活氏(46)が15日、なでしこジャパンのGKたちに〝金言〟を送った。

 2023年女子W杯予選を兼ねたアジアカップ(20日開幕、インド)を前に、川口氏はこの日にオンライン上で、なでしこジャパンのGKを務める池田咲紀子(浦和)、山下杏也加(INAC神戸)、田中桃子(日テレ)との座談会を行った。

 川口氏といえば、2004年アジアカップ準々決勝のヨルダン戦で見せたPK戦での神セーブが有名。今でも多くのサッカーファンの間で語り継がれている。池田は「映像とかで私も何度も拝見したが、ものすごい集中力で川口さんが臨まれているのを見て、自分も同じ場面だったらどうしようって考えたし、自分だったらマイナスの条件をいかにプラスに考えて、自分がいいプレーをできるところを探したと思う」と神妙に語った。

 月日は流れても、多くのGKから尊敬を集める川口氏。大一番に挑むなでしこ戦士たちに向けては「最後尾でチームを支えて、かつGK陣がチームを勝たせる試合を見せてほしい。大事な試合でGKの価値は証明できると思うので、大事な場面でみなさんが最高の力を出せるようにいい準備をして、自分たちの力を信じて、なんとしてもアジア王者になってほしい」とエールを送った。

 大先輩の言葉を胸に、なでしこジャパンのGKも日本のゴールを守り抜く。