2020年9月、釧路発関西空港行きの旅客機内でマスクの着用を拒否し、旅客機に新潟空港への緊急着陸を余儀なくさせたとして威力業務妨害や航空法違反などの罪に問われた奥野淳也被告(35)の第2回公判前整理手続きが先日、大阪地裁で行われた。

 奥野被告は昨年4月にも千葉県館山市の飲食店でマスクの着用を拒否し、駆けつけた警察官を殴るなどして公務執行妨害の罪にも問われている。

 公判前整理手続きに本人が出頭する必要はないが、奥野被告は関東方面からはるばる自費で参加。ただ、わずか30分で終了した。奥野被告を直撃した法廷ライターの櫛麻有氏はこう明かす。

「裁判所からはマスクの着用と検温を求められたがいずれも拒否。実際、私の前でも終始ノーマスクでした。ワクチンも接種していないそうです。事件の詳細については頑として口を開きませんでした。現在の職業についても聞きましたが『勤務していた大学に対して不当解雇の訴えを起こす準備をしている』とだけ。実はマスクを着けていることもあるとのウワサも『まったくのウソ』と主張しています」

 13日に東京地裁で行われた新型コロナワクチン特例承認取消請求訴訟の口頭弁論では、ノーマスクの反コロナ団体が大挙して押し寄せる事態となった。

 これについて櫛麻氏は「奥野被告はノーマスクを主張する個人や団体とまったく連絡を取り合っていない。東京地裁での騒動もニュースで知ったそうです。ただ自身の主張を発信したい思いは強く、現在はツイッターのみを利用していますが、機材をそろえてユーチューブに動画を投稿することも考えているとのことです」。

 奥野被告が〝ノーマスクユーチューバー〟となる日も近いかもしれない!?