阪神のドラフト1位ルーキー・森木大智投手(18=高知高)が17日に行われた新人合同自主トレで初のブルペン入りをし、捕手を立たせた状態で20球を投じた。

 久々に傾斜のあるマウンドでピッチングをしたという森木は「ばらつきはありましたが感触はそれなりに良かった。(プロの)硬いマウンドに慣れるのが一番の課題です」と笑顔。「ブルペンに入ったら、フォームどうこうよりもボールの質や自分の感覚を大事にしている。今は右足に重心を乗せることをテーマにしている。平地でもやってきたのであまり差は感じなかったです」と振り返った。

 森木の投球を視察した平田二軍監督は「馬力も感じるし直球の質も腕の振りもいい。一級品だよ、さすがドラフト1位だね」と右腕をベタ褒め。「制球も不安を感じさせない。スケールの大きい投手に育てたい。オーバーペースにならないように気を付けるよう伝えた」と黄金ルーキーの勇姿に目を細めた。