日本テレビ系「笑点」(日曜午後5時30分)の司会を務める落語家の春風亭昇太(62)が新型コロナウイルスに感染したことを受け、同局は19日、同番組について、今月分までの収録は終えているとし「来月以降は保健所の指示を仰ぎつつ、昇太師匠の体調を所属事務所とも相談しながら調整していきたいと思います」とコメントした。

笑点の最後の収録は1月15日に行っており、関係者によると昇太は「普段通り元気に収録に臨んでいた」という。もともと番組ではパーテーションを置くなどして感染対策は行っていた。次回の収録は今月29日に予定しているが、今後については15日の収録状況などを保健所に伝えて指示を待っている段階。現在のところ、昇太以外の共演者やスタッフに感染者や体調不良者はみられていないという。

昇太は19日、会長を務める落語芸術協会の公式サイトなどで感染を発表。18日に喉の違和を感じたため、都内の病院でPCR検査を受診し、陽性が判明した。同日出演を予定していた浅草演芸ホール「二之席昼の部」は出演を取りやめ。現在の体調については「今のところ喉の腫れを感じるもののそれ以外の不調はなく経過観察を続けており、医療機関の指示に従い随時必要な対応をしてまいります」とした。

昇太はTBS系ドラマ、日曜劇場「DCU」(日曜午後9時)にも出演中。同局は「直ちに放送への影響はありません」とコメントし、撮影スケジュールや今後については「状況をみながら対応します」と説明している。