タレントの中山秀征(54)、自民党の今井絵理子参議院議員(38)が20日、都内で行われた「パラリンアート世界大会2021 表彰式」に出席した。

 同大会は「障がい者がアートで夢を叶える世界をつくる」を理念とする一般社団法人「障がい者自立推進機構」が主催。中山は同機構の理事、今井議員はスペシャルサポーターを務める。

 グランプリにはタイトル「World’s smile(世界中の笑顔)」を描いたイランのMarziyeh Hoshmand(マルジーエ フーシュマンド)さんが輝いた。

 登壇した今井議員は同大会に「とても心が温まる、そして、人間の可能性は無限大だなと思いました。アートを通じて世界の障がいのある方々が笑顔になればと思っています。ありがとうございました」と思いを述べた。

 翌年のテーマ発表では中山が特技の書道で「未来」と揮毫し、「まだまだ先の見えない生活している、そういった中でも必ず光が差しますし、やっていければと」と説明した。

 トークセッションでは昔話に花が咲いた。2人は25年前に音楽番組「THE夜もヒッパレ」で共演。「SPEED」というグループ名はこの番組で公募し決定した。今井議員にとって中山は良き兄貴分的存在だった。

 中山は「いまはもう『絵理子』と呼べませんね。先生!」と頭を下げると、今井も「生意気でスイマセンでした…」と苦笑する。今井は「きょうは秀ちゃんと呼ばせて頂きます」と言うと、中山も「最近、秀ちゃんと呼んでくれる人が少なくなってね」と嬉しそう。

 トークが続く中、中山が「私も情報番組をやっておりますので…。7月の参院選出馬は?」と今井議員に切り込む。

 今井議員は「しっかり2期目を目指して頑張ります。まだまだ障がい政策って雇用の問題など取り組むことがあります」と出馬宣言。中山は「スクープになりましたね!」と話した。

 囲み取材ではリポーターから「中山さんの出馬は?」と質問が飛んだ。

 中山は「出馬の予定はないです。やめてくださいよー、オファー来てないです!」と苦笑で否定した。