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千葉真一さんお別れの会 息子・新田真剣佑と眞栄田郷敦からの手紙も

 俳優・千葉真一さんのお別れの会が22日、東京都港区の増上寺・光摂殿で執り行われた。

【写真】お別れの会の様子

 国際的アクションスターとして世界中のファンから愛された千葉さんは、2021年8月19日に、新型コロナウイルスによる肺炎のため永眠。そんな彼の功績をしのぶために執り行われるお別れの会の発起人は、千葉さんが設立したJAC(ジャパン・アクション・クラブ)のメンバーたち。

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 コロナ禍のために、これまでできずにいたというお別れの会だったが、「全国から届く、千葉真一を慕う多くの方々の弔いの言葉やお見送りの儀式に参加したいとの声に応えるべく、また彼から受け継いだ魂を伝承する決意を示すために」という思いから、千葉さんの誕生日である1月22日に開催された。祭壇は、3年ほど前に千葉さんが描いたという富士山の油絵をモチーフに、白菊などで作られたもの。遺影は千葉さんの主演映画『戦国自衛隊』からのショットで、スタッフの総意で選ばれたものだという。

新田真剣佑と眞栄田郷敦

 この日執り行われたお別れの会では、千葉さんの息子である新田真剣佑眞栄田郷敦の参加はかなわなかったが、本会の中で彼ら連名による手紙が読み上げられた。「皆さまへ。まずはこのパーティーを開いてくださったジャパン・アクション・クラブおよび、関係各所の皆さま、そしてご出席いただいた父の友人、関係者、参列してくださったファンの皆さまに感謝いたします」という感謝の思いが述べられたその手紙。

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 さらに「世界的なコロナ禍の中、元気だった父が突然亡くなり、当たり前だった日常が音もなく崩れ、深い悲しみに支配されました。父と同じ俳優となり、生前、父が見つめる景色を、ぼんやりとですが、最近やっと見え始めたところです。今となっては、その先に父が何を見つめていたのか、もっとたくさん話しておけば良かったと思っています。僕たちの心の中には、父親として、そして俳優としての千葉真一が今も変わらず息づいています。おそらく皆さまの心の中にも、俳優としての、仕事仲間としての、そして友人としての、いろいろな千葉真一がいると思います。願わくば、その父、千葉真一を僕たち同様、愛し続けていただけると幸いです」とつづられていた。

 式の終了後には、今回のお別れの会の発起人を務めた、ジャパン・アクション・クラブ代表で、JAC14期生の西田真吾と、株式会社若山企画代表で、JAC13期生の若山騎一郎が囲み取材に応じた。お別れの会を無事に終えて、「二人には改めて報告しようと思っています」と安どの顔を見せる西田。生前の千葉さんは息子たちのことを気にかけていたそうで、西田との会話の中にも新田真剣佑の話があったという。「マッケンに関しては、『るろ剣』(『るろうに剣心 最終章 The Final』)を観た後に、確かに僕に『俺を超えた』と言ってくれていましたね。海外に行ったことも、(ハリウッド実写版)『聖闘士星矢』撮影の頃はまだご存命だったので、やっとハリウッドに行ったな、ということで喜んでいました」と述懐。

 続く若山も「千葉さんは常に100本くらい企画を抱えていましたからね。『水戸黄門』をやりたいという企画もあったんですよ。助さん格さんがマッケンとゴードンで、千葉さんは黄門さまでというのもありましたね」と生涯映画人だった千葉さんらしいエピソードを披露した。(取材・文:壬生智裕)

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