元阪神タイガース投手の川尻哲郎氏(53)がオーナーを務める東京都内の居酒屋「TIGER STADIUM」で22日、2度目となる東スポ餃子メニュー化交渉が行われた。

 昨年12月に行われた初交渉で、川尻氏は高級青森県産ニンニクを通常の3倍投入した〝ニンニクマシマシ餃子〟を試食し、「パンチが効いてうまい!」と絶賛。しかし川尻氏は「メニューに加えるにはまだ詰めないといけない所がある。もう少し考える」と越年となっていた。

 そして今回2度目の交渉の場がもたれた。川尻氏は「店で餃子を出したいと思ってる。名付けて東スポ餃子コラボ〝ジャイロ餃子〟」と切り出した。

 川尻氏は現役時代、魔球ジャイロボールを武器に活躍し1998年にノーヒットノーランを達成。同年の日米野球ではカート・シリングと投げ合いMLB打線を相手に完封目前の快投を見せた。

 川尻氏の代名詞であるジャイロを名付けるということでその本気度がうかがえる。

「焼き餃子もいいけどジャイロということは変化球。うちオリジナルのアレンジ餃子を考えている。ジャイロ餃子1号、2号みたいに出していけたら面白いと思う」と具体的なプランも明かした。

 これでついに交渉成立かと思いきや川尻氏は「ただ、まん坊が出たから。後はタイミング」とぽつり。まん延防止等重点措置が適用されたことでタイミング悪しと判断。虎のノーヒッター改め虎のネゴシエーターは常に慎重だ。

 しかし「ピンチをチャンスに変えるのが俺のモットー。この期間にアレンジメニューを考える」と川尻氏。果たして東スポ餃子コラボ〝ジャイロ餃子〟は実現するのか。